CMS(コンテンツマネジメントシステム)の種類
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を構築するためのソフトウェアには、オープンソースから製品版まで様々なものがある。
●オープンソース系のCMS
低価格で構築できるという魅力に加え、ユーザーによって様々なプランなどが開発されているという利点がある。
●製品版のCMS
安定して動作し、サポートを受けられる利点がある。
また、社内システムの連携に優れた製品もある。
CMSは、PHP、Python,Javaといったプログラム言語で書かれている事が多いため、カスタマイズを行うためにも自分にあった言語系のソフトウェアを選択する事が望ましい。
□オープンソース系のCMS(コンテンツマネジメントシステム)
XOOPS(eXtensible Object Oriented Portal System)
オープンソースのPHPとデータベースのMySQLを利用した多くのポータルサイトやコミュニティサイトで使用されている人気のシステム。
・CMSとしての基本的な機能のほかに、登録ユーザーが自身のテーマで変更できるといった柔軟性が特徴
その他のPHPを利用したCMSのソフトウェア
・PHP-Nuke
・CMS Simple
参考サイト
XOOPS Cube オフィシャルサイト:Web Application Platform – simple : secure : scalable
XOOPS Cube 日本サイト:Simple, Secure, Scalable | XOOPS Cube日本サイト
Plone
Pythonで書かれているWebアプリケーションサーバーのZopeを利用したオープンソースのCMS
ZopeでCMSの枠組みを提供するコンテンツマネージメントフレームワーク(CMF=Content Management Framework)の上で動作し、高機能なコンテンツ管理を提供。
優れたカスタマイズ性や使いやすいユーザーインターフェースなど、開発社のこだわりを感じさせるシステムである。
参考サイト
Ploneのオフィシャルサイト:Plone CMS: Open Source Content Management
Ploneの日本のサイト:plone.jpへようこそ ― plone.jp portal
Ruby on RailsベースのCMS
話題の開発フレームワークであるRuby on Railsで構築されたオープンソースのCMSには、シンプルで操作しやすいRubricks,Rubyのオフィシャルサイトで利用されているRadiant CMSがある。
参考サイト
Rubyのオフィシャルサイト:オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby
Rubricks:Rubricks – CMS on Rails
Radiant CMS:Radiant CMS
Weblog
Movable Type
Weblogには、オープンソース系から製品版まで様々なものがある。
中でも最も高いシェアを誇っているのが、Six Apart社の「Movable Type」である。
RSSフィードやTB(トラックバック)といったWeblogの基本的機能に加え、プラグインによる拡張性やカスタマイズ性が高い。
Movable Typeには、無償の個人ライセンス版があり、非商用目的での利用が可能。
Movable Typeを動作させるためには、Perlとデータベース(MySQLやPostgreSQLなど)が必要。
参考サイト
Movable Type 公式サイト:Movable Type公式サイト
Nucleus CMS
無償で利用できる高機能なWeblogシステム。
特徴
1つのWebサイトの中で複数のWeblogを構築したり、複数のユーザーによって運営できる。
他のWeblogシステムから記事やコメントを移行するためのツールも用意されている。
Nucleus CMSを動作させるためには、PHPとMySQLが必要である。
参考サイト
Nucleus CMS Japan:Nucleus CMS Japan
その他、独創的なシステムを開発したい場合、開発フレームワークやWebアプリケーションサーバーを利用する事で、一からプログラミングを行うよりも効率的に開発を行うことができる。
「プロの現場から学ぶWebデザイン」(エクスメディア)参照
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